各種取り組み
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透析患者さんのフットケアを行っています
糖尿病と高齢者の増加によって、いま日本では足の病気が増えています。糖尿病などで動脈硬化が進むと足に血行不良が起こり、しびれや痛みが現れます。小さな傷ができた場合でも悪化すると潰瘍形成や壊疽(えそ)、重症化すると足の切断を余儀なくされます。
当院では看護師を中心にフットケアチームを形成し、糖尿病や末梢動脈疾患を有する透析患者さんを対象に足のトラブルの早期発見・予防を目的として定期的なフットケアを行っています。
医師の指示のもと、写真のアセスメントシートやフットケアシートを用い、足の神経障害・血流障害・足の変形・皮膚や爪の状態などをチェックしています。足や爪のケア、日常生活での手入れの仕方などを指導して患者さんの足を守るサポートをしています。




透析患者さんに対する運動療法
当院では院内放送されている運動動画を視聴しながら透析中にベッド上で運動療法を行うことが出来ます。適切な運動を継続して行うことにより様々な効果が期待できます。
◆透析患者さんに対する運動療法の効果◆
- 最大酸素摂取量の増加
- 左心室収縮機能の亢進(安静時・運動時)
- 心臓副交感神経系の活性化
- 心臓交感神経過緊張の改善
- 栄養低下、炎症複合症候群の改善(MIA症候群の改善)
- 貧血の改善
- 不安・うつ・QOL(生活の質)の改善
- 下肢筋力の低下予防
- ADL(日常生活活動)の改善
- 透析効率の増加
「ボール」や「セラバンド」「エルゴメーター」の貸し出しを行っています。
症状に合わせた透析治療・充分な栄養・適切な運動の組み合わせにより、患者さんが元気に長生きすることを目指しています。




西クリニック 栄養科